クッションなどを使って足をのせる際、皆さんはどのようにのせているでしょうか。元気な方が足をただのせるのであれば、痛くなったらすぐ調整できますよね。ここでは、老人ホームで働いて出来るだけ負担がかからない方法を検討したことをまとめました。
ある時、いつも動けている方が体調不良で寝返りや動く回数が減ったせいか、踵が赤くなっていました。
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基本は:下腿の下に入れる枕(踵を抜かして踵が浮く高さ)と、足底側に枕を入れる。それだけです。踵を床面に接触させないようにします。これだけで解決する事がほとんどだと感じています。
気を遣う付けたい事は、右や左の側臥位となった時に、腹部が捻れないように向いた側と反対側の枕を少し高めにしてあげる事です。腹部が捻れて消化に影響しないように気を付けるためです。
また、膝の屈曲拘縮・・・膝が伸びない方は、それによっても枕の厚みを合わせてあげる必要があり、膝が楽に伸ばせる・伸ばしすぎない角度にしてあげるとリラックスしやすいと思います。
用意するもの:足部分の枕については、立派な値段の体位変換用枕を用意する必要はあまりないと考えています。市販の頭用枕で洗えるものをカバーを付けて使用すれば、扱い安いです。膝がかなり曲がっているなら、市販の枕を3つにして、2つは膝下・1つは足底にするなどできます。もちろん感触などこだわる、内カバーがついていて拭き取りできるものなど色々あるので予算に応じて扱いやすいものをで選びます。
枕の節約:また、ベッドのギャッジアップ機能がついていて足元ギャッジアップ機能があれば、それを少し高くして膝関節と合わせる方法のあります。これは枕の使いすぎを防ぐ方法ですが、小柄な方だと合わないことが多いですが、そうでなければ使用する事で、枕の数を減らせます。
動いて足が落ちてしまう場合:他の方法もあります。ドーナツ型に出来てベルクロがついているクッションです。ドーナツ型の真ん中に踵をいれて、甲側からベルクロで止めます。ドーナツの大きさは踵が床面につかないサイズにベルクロ(マジックで)調整できます。落ちる、ズレるは、動けているので良い事です。でもその頻度によっては取り付けるタイプのものだとより落ちた時の負担を軽減できます。
購入について相談する際の説明の例:寝返りができているのですが、Aさんの場合は、膝が伸び切らずに踵に圧力がかかりやすい状況です。(実際に手を踵の下に入れてチェックすると度合いがわかるようになります)枕で定期的に除圧を図っているのですが、足が落ちてしまう事で赤くなってしまうので、落ちても床面につかないこちらで保護したいのですが・・などと説明すると大概は理解してもらえます。つきっきりの介助はできないのでと言うことを付け加えると良いかもしれません。
身体に負担をかけないよう工夫が必要で、時には言葉のキャッチボールならぬ、枕でキャッチボール状態になっている方のいるのではないでしょうか。私は、動いて落ちる、取れる、すぐ外れる、、などたくさんの声を聞いて工夫してきました。動き方のクセというか、それぞれの特徴に合わせて対応して少しでも快適にと思っています。

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